イケメンゴースト

 「純……?」
 「おはよっ」
 「なんで?」
 「杏待ってた」

少し歩いて、横断歩道を渡ると純がいた。

夏の入院中に、私のお父さんは出張先で事故にあい、亡くなった。
お母さんは、お父さんのもとに行ってるから今は家に帰ってこない。

「夏………どぅ?」
「学校は行きたくないって」「そっか………」

純は、夏のことを気にして、自分の家に帰った。
けど…やっぱり、体の傷が多くなってる気がする。
< 180 / 346 >

この作品をシェア

pagetop