イケメンゴースト

「杏…辛かったり悲しくなったら、いつでも頼れよ。
……杏はママとしても頑張ってるし、ストレスたまっちゃうことが多いと思うし。
 いつでも相談のっから」

「うん。ありがと……」

純は私のことを抱きしめると体を離して、じっと見つめてくる。

「本当に大丈夫?」
「うん。……大丈夫だよ」
「そっか」

純は、笑ってからキスしてきた。

「風呂入ってきたら?」
「うん」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」

私は立ち上がると、着替えを持ってお風呂場へ行く。
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