ココとマシロ


ますます食いつくココに、マシロは考える。うーん、何をどうやっていけば一番伝わり易いのか……


「…まず……そうだね、アレだ」

「?」

「僕はエミカがどんな奴か知らないけど…多分それ、キャンプは関係無いと思うよ」

「えぇ⁈ 」


そして「何⁈ なんで⁈ 」と、やはり予想通りの反応を見せるココに、マシロは少し悩んだ。悩んだ……が、


「…僕から見ても、ココは年齢の割に幼い」


「考え方も、話し方も、態度も」と、キッパリと告げる事にした。どう言ったって、結局はそこに行き着くのだから。


「そ、そんなに⁈ 全部⁈ 」

「そうだね」

「 ⁉︎ 」


信じられない…!と、思わず声を失うココ。大きく目を見開いて、口を閉じるのも忘れてしまっている。


< 140 / 258 >

この作品をシェア

pagetop