ココとマシロ
ますます食いつくココに、マシロは考える。うーん、何をどうやっていけば一番伝わり易いのか……
「…まず……そうだね、アレだ」
「?」
「僕はエミカがどんな奴か知らないけど…多分それ、キャンプは関係無いと思うよ」
「えぇ⁈ 」
そして「何⁈ なんで⁈ 」と、やはり予想通りの反応を見せるココに、マシロは少し悩んだ。悩んだ……が、
「…僕から見ても、ココは年齢の割に幼い」
「考え方も、話し方も、態度も」と、キッパリと告げる事にした。どう言ったって、結局はそこに行き着くのだから。
「そ、そんなに⁈ 全部⁈ 」
「そうだね」
「 ⁉︎ 」
信じられない…!と、思わず声を失うココ。大きく目を見開いて、口を閉じるのも忘れてしまっている。