見知らぬカレと同居生活!?
まだ濡れたままの瞳で、
快晴くんを見上げて、あたしは叫んだ。

「快晴くんの………ばか……!」

足を引きずりながら、ゆっくりゆっくり、その場を立ち去った。


泣きながらリタイアボタンを押し、迎えに来たスタッフに抱えられて、迷路をリタイアした。

快晴くんへ寄せる、あたし自身の恋心からも、リタイアしたような気分だった………。

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