見知らぬカレと同居生活!?
その日は、梨華を家まで送ったあと、新しく引っ越したほうの部屋に帰宅した。

小早川に部屋のコトを伝えてないのが気にかかる。

まぁ、いずれ分かるだろう。


布団に入っても、
中塚に殴られた跡がうずいて仕方なかった。

それよりも痛いのは、
胸の中で思い出す、小早川の涙だった…………。

泣かせたままで、あいつ、まだ落ちこんでんじゃねぇかな。

くそ………。


窓から見上げた空は、どんより曇っていた。
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