見知らぬカレと同居生活!?
サークル内のある女が、送ってほしいと声をかけてきたとき、
小早川のコトが気にかかりつつも送って帰ったことがある。

帰宅すると、小早川は布団ひっかぶって寝ていて。

悪かった………て想いから、
あいつの頭をなでていた俺。

ホントは、お前がちゃんと帰れたか心配だったから、無事に帰ってて安心したんだ。

別のサークルの日、
小早川が重たそうに押していたバスケットボールのボールカゴ。
気付いたら、代わりに押してやってた。
やっぱ俺、どうかしてるかも。

んで、また女が送ってほしいと声かけてきた時に
振り返って眺めたアイツの背中が小さく、淋しそうで。
女には断って、小早川と帰った。

小早川を待ってるあいだ、
つい笑顔になってた俺。

どうかしてるを飛び越えて、
俺、今までと性格かわっちまってた。
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