見知らぬカレと同居生活!?
ベソをかきながらお風呂に入り、
ボケーっとテレビを眺めてから布団にもぐりこんだ。


あたしが帰宅してから小一時間は経ったころ、

ガチャンと音がして、快晴くんが帰ってきた。


パチン、と部屋の電気をつけ、

「………寝てるんか??」

と言った。


あたしは、知らん顔して、布団に顔を埋めた。


快晴くんは、あたしの布団に近づいてくると、
布団の上から、あたしの頭を優しくなでた。

それは、ホントに優しい手つきで、ますますあたしは悲しくなった。

なによ!ほっといてよ、バカ!

快晴くんなんて、あの女の子と毎日帰ればいーじゃん!!
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