あんな。めっちゃ、だいすきです。


「〜はぁ!?」


なななななななな、
何を言うてんの!?


「あずか…って、ちょおおかあさん!?むりむりむりむり、絶対無理!!」

「ペットが増えたと思って。な?」

「いやいやいやいやいやいやいやちょっと」



…おかしいやろ。


どうみてもペットじゃないやろ、引き締まり方を忘れた中年のおっちゃんやろ。



「1週間でええから。」

「……いや、あんな──」

「1週間だけ。…そしたらおかあさん、ちゃんと迎えにいくから。」



おかあさんの声があまりに真剣で、いつものおちゃらけたかんじやなくて。



1週間。7日。


それで元に戻れるんやったら…。



やから、しばらく黙ったあと。




「わ……わかった」




ウチは重たい頭を、ゆっくり振るしかなかってん。



…そっから先のおかあさんの行動は素早かった。


いち。ほな決定な〜、ありがとー!!


に。ほな切るで!茶碗蒸し作りよるねん、巣できてまう!!


さん。――ガシャン。ツーツーツー……



あっけにとられて、呆然と立ち尽くす。



「ウソやん…」



< 183 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop