シュガーズ


絶対 責めてるよ



「あたし……」



秦野君の目を見る



「どうしたらいい?」



どうしたら楽になれるのか教えて



「ちなみにさ」

「うん」

「ハルのことどう思ってるの?」

「………。」




前にも同じようなこと聞かれたような気がする



「ねぇ 答えろよ」

「………わかんない」



「゙友達"とは言わないんだね」

「………あ」


間違えた



「それが本音なんだ」



ベンチから立ち上がって上からあたしを見下ろす


「好きなんだね」

「………。」

「ハルのこと」



こわい

秦野君の目

初めて2人きりになったときみたい



「……秦野君」


思わず名前を呼ぶ


なんでそんなに悲しい目をするの?

あたしまだ……

何も言ってないのに



「好きじゃない」


言った


「ハル君のこと 好きじゃないよ」


考えて出した言葉じゃない

とっさに口を突いて出た言葉



自分の気持ちよりも

目の前の彼を優先した


あたしにできる精一杯のこと



「橘サンのためにどうしたらいいか教えようか」


「………。」




「俺と付き合ってよ」


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