美男子症候群!?

ぬるりと、熱い舌に舐められた。




「ん……っ!?」




耳は舐めるものじゃありませんけどーっ!!




「ひぁうっ!」




かじるところでもありませんーっ!!



ってツッコミたいのに、声も出なければ体も動かない。


拓海くんの、甘い香りの魔法にかかってしまったみたいだ。



ただ唯一せわしなく動いているのは、バクバクとうるさい心臓だけ。




「……オイ。いい加減こっち向け」



「ふぇ……?」



「いくとこまでいっちまうぞ」




それはいったいどこまでですかーっ!?



セクシーボイスにくらくらする。



さらにギュッと抱きしめられて、心臓が破裂すると思ったら、


拓海くんが小さく笑った。




「心臓、すげーはやく鳴ってる」



「う……」


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