美男子症候群!?


学校に着くと、生徒玄関の前にクラス表が貼り出されていた。



みんなうきうきした表情でそれを見ている中、あたしだけガッチガチになりながら、表を見れずに紗知子の腕をホールドする。




「ちょっとハル、離れてよ。見れない」



「ど、ど、どう!? あたしと紗知子、同じクラス!? 同じだよねそうだよね! 同じと言って!」



「だから見れないんだっつーの」




うっとうしいとばかりに腕を払われる。



最近親友のあたしの扱いが雑です。


なんだろこれ、倦怠期?




「んー……お。よかったわね、ハル。また同じクラスよ」



「ほ、ほんと!?」



「しょうがないから、また助けてあげるわ」



「きゃほーい! やった! 紗知子さま大好き!」



「はいはい。……あ」




抱きついたあたしの頬を、紗知子が思いきり押し返してくる。



うう、やっぱり雑!


でも好き! 愛してる!

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