美男子症候群!?
その背中を、呼びとめたくなった。
気分を悪くさせてしまったみたいだから、謝りたかった。
やっぱりあたしは……拓海くんが好きなのかな。
拓海くんに強引に迫られるのはすごく困るけど、本気で拒否して嫌われたりはしたくないって思ってる。
拓海くんにからかわれたり、触れられたりするたびに、
泣きそうになりながらドキドキしてる。
そういうあたしの中途半端な態度が、きっと拓海くんをイライラさせてしまってるんだ。
でも、あたしの運命の相手は……
そっと久木先生の横顔を見る。
あたしの大好物な、とんでもなくイケメンな久木先生。
どれだけ近くから穴があくほど見つめても、絶対に鼻血が出ない運命の人。
あたしが好きなのは……いったい誰?
もう1度拓海くんの背中を見て、あたしはギュッと、自分の胸を押さえた。