美男子症候群!?
「あーあ。ご愁傷さま」
憐れむようにそれだけ言って、予鈴が鳴ったから紗知子は自分の席に行ってしまった。
見捨てられましたよ親友に。
どうしようどうしよう本格的にどうしよう。
「わぁ~、うれしいぃ。拓海と席近い~」
「あー、ほんと。それはうっとうしいな」
「やだぁ拓海ったら、冗談キツいよぉ」
新しい自分の席で固まっていると、右隣りの席に例のミスターがお座りになった。
ひゃーっ! 拓海くんが隣りにいる!
近い近い近い、めっちゃ近い。
なんかものすごくイイ香りがする。
まさかこれが彼の口臭?
やっぱりフローラルだった~って違うよね!
口臭じゃなくて、香水だよ香水!
なんていう香水だろう?