美男子症候群!?
「よし、次は保健委員~」
先生のやる気なさげな声に、はっとする。
おっと、危ない、手をあげなきゃ。
「はい! 野宮やりたいです!」
こういうのは早い者勝ちみたいなところがあるから、いちばんに手をあげないとね。
他に誰か手をあげる様子はないから、これはあたしで決まりかな?
「野宮さん保健委員か~。じゃあ俺も立候補しよっかな?」
ほっとした時、左隣りの滝くんがそう言って、あたしをうかがうように見てきた。
うん、滝くんとなら仲良くやれそう。
「いいね、一緒に……」
「センセー。俺やっぱ保健委員にする」
教室が一瞬、静まりかえった。