美男子症候群!?
「逃がさない」
ボソリとあたしだけに聞こえるように、呟かれた声。
その低さにゾクッと鳥肌が立った。
「野宮。あんまりポンポン変えんのはよくないと思う」
なにやらもっともらしいことを言って、拓海くんはあたしの手を握ってきた。
それを強引に、皆に見せるようにあげてしまう。
ふぎゃあああああっ!
なんで指とか絡めてくるんですか!?
ミスターってばムダにエロいんですけどー!
「センセー。俺と野宮で決まりね」
「どーでもいいから、はやくしてくれ」
「だから決まりだって。他にやりたい奴いねーよな?」
拓海くんの声に、また周りがざわつく。
おもに女子が。