美男子症候群!?
でも色々言いながらも、拓海くんはずっと外を見てるみたい。
「じゃあ、サッカー観るの好きなの?」
「はは、なに言ってんの野宮。大嫌いだね、サッカーなんて」
「え……」
「サッカー部なんて、不祥事とか起きて潰れちまえばいいのにな」
なんか拓海くん、軽い口調で毒吐いてません?
またあの黒い笑顔で言ってるのかなと思っていたら、
拓海くんがこっちを振り返ったから、慌てて目をそらした。
「なに、野宮。俺のこと気になんの? 俺のこと避けてるくせに?」
「さ、避けてなんて、ないですよぉ」
「ふーん。ま、いいけど」
そう言って、また拓海くんはグラウンドに顔を向けた。
毒吐くくらい嫌いなのに、見るんだ。
不思議。