すっぱちゃっぷす☆
ぱしっ!


愛人はそれを鮮やかに片手で
キャッチした。



「同じ手は…通用しねぇ」




パラ パラ…


顔の前で
チョークを握りつぶす愛人



「お前ッ!よくも…
よくも神聖なチョークをだなッ」



愛人は手をパンパンとはたく。



「あ―…いらつく…
全然潰し足りねーし…」




手をボキボキ鳴らす愛人に



綿毛先生は
チョーク箱を守るように
ササッと背中に隠した。





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