すっぱちゃっぷす☆
思いがけない言葉だったのか…


綿毛先生は威嚇を解除した。


舞い始めていた毛も
元の場所へ
ふわわ…と落ち着く…




「ぬ…まぁ好き…なんだな」


うつむいて
袋を胸の前で抱きしめる
綿毛先生。



あぁ…

まるで乙女だよ。





「でもチョコは毛根に毒だぜ?」


「…知ってッいる…」


「先生、モテたいんだろ?」


「……」


「じゃあ禁チョコしようぜ?」


「……」


「そんで綿毛ともお別れだ。」






綿毛先生は小さく頷いた。




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