インプラント
「いいかげん…沙希に告白しなきゃ。

ふられてもともとだ。




頑張ろう。




夢の中に逃げ込んでばかりじゃ

ダメなんだよな」




祐樹は洗面所に行き

伸び放題のヒゲを剃る。




髪の毛を整え

とっておきの服を着た祐樹は




携帯を手に取った。




「あ!ああ…ええと…沙希ちゃん?

これから話があるんだけどいいかな?




え?何の話だって?

ええと…電話じゃ言えないな…




ああ、そこのカフェで待ってるから。

じゃあね」

< 51 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop