アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「陽太も、侑斗も。
それから……。
世界中の男たちに。
美桜ちゃん、キミを渡したくない」


「えぇっ!?」


「だから、ズルいけど。
僕は、こうも言ったよね?」


残りのカーテンをジャッと音をさせながら開けて……。


瑞貴サマは、静かに言った。


『兄なら、妹の恋を応援してやれ』
もちろん、応援してくれるよな?
侑斗。
僕は……《fortune》を、抜けさせてもらうよ」


そこには、青い顔をしたお兄ちゃんが立っていた。


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