アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
柊真にバカにされたくらい、なんでもないハズなのに。


こんなことで傷つくあたしじゃないハズなのに。


瑞貴サマの告白をスルーしちゃうくらい、動揺してる。


そんな自分がイヤすぎて、あたしは家に帰るなり、バスルームに直行した。


全部キレイに洗い流して。


柊真のことを忘れたい。


そう思っているのに……。


――チャラン……。


制服に引っかかってゴッツメの音を出した“S”のペンダントトップのペンダントが、柊真のことを忘れさせてくれない。

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