♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「…なっ、何?」
「まだ出るな。
見つかったら、どうすんだよ?」
「そんなん知らない」
そっぽ向いたあたしを見下ろす瀬戸内。
「このバカ…」
「あんたにバカって言われる覚えないし」
瀬戸内の手を振りはらって、にらみつける。
「…もうほっといてよ。
あんたの顔なんか見たくない!」
はっきり言ったあたしの言葉が止まる。
―トントン。
廊下からドアをノックする音が響いた。
「まだ出るな。
見つかったら、どうすんだよ?」
「そんなん知らない」
そっぽ向いたあたしを見下ろす瀬戸内。
「このバカ…」
「あんたにバカって言われる覚えないし」
瀬戸内の手を振りはらって、にらみつける。
「…もうほっといてよ。
あんたの顔なんか見たくない!」
はっきり言ったあたしの言葉が止まる。
―トントン。
廊下からドアをノックする音が響いた。