恋のベクトル。


「大体苦労せずに点数取ろう
としている時点で駄目なの」

「…何故ばれたし」


つくづくこの友人は恐ろしい。


「手を動かす!横着しない!
これ鉄則ね」

「…そんな事は分かって
いるんだけれどー」


いざ勉強となるとそう思う
通りに行かないのた。


部屋の掃除しだしたり、
漫画を1巻から読み直したり。


よく言う現実逃避と言う物だ。


「んーまあ頑張ってみる」


そう言ってアタシは食いかけの
タコさんウィンナーを頬張った。
< 46 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop