からっぽの恋

Sunday

鳥の鳴き声で目が覚める。

あのまま寝てしまったのか。

頭も体もスッキリ。

後は…


「シャワー浴びよう。」


準備をして浴室に向かう。
途中で通るリビングには

綺羅の荷物が散乱していた。

帰って来てるのだろう。



私は急いだ。












日曜日


私の日程が一番定まらない日。

優先すべきは綺羅。

綺羅の機嫌で全てが決まる。

遊びに行ったり

家でゴロゴロしたり…

綺羅が付き合えと言ったら従う。





でないと、一日中

説教で終わってしまう。

それだけは嫌だった。








だからといって

毎週一緒に居るわけではない。

むしろ、誘われない方が多い。

いつ来るか分からない誘いの為に

準備をしておかないといけない。
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