雪の華、君の香り、君ヲ想う
「真治・・・」


「うん?」


「幸せだね・・・」


「ああ・・・」


瑠香はそっと真治の頬に、
自分の頬を寄せた。



「フフッ。」


「フッ。」


二人は幸せそうに笑った。



その時、瑠香が見せた笑顔は
生まれて初めて見せる最高の笑顔だった。






END



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