魂revolution!!
その壱*サッカー部の復活
ここは、魂神(たまがみ)中学。



そこにサッカーが大好きな少年が転校してきたのだった。



***

2年3組の教室で明るい声が響いた。


「俺、松野辿汰!サッカー部に入りたいです!」


辿汰が大声で自己紹介すると、

「サッカー部か・・・」「あぁ・・・」

と言う残念そうな声が聞こえたので辿汰が

どうしたのかと問うと

優しそうな担任の先生が答えた

「サッカー部はね、今廃部寸前なのよ。」







「えええええええええええええええええっ!!!???」

辿汰の叫びは学校中に響き渡った。


***


とりあえず、廃部寸前とやらのサッカー部を見に行ってみよう。

と思い、サッカー部の部室をノックした。




コンコン・・・


「あの〜入部希望で来たんですけど」






し〜〜〜〜・・・・・・ん





「いない・・・?」

辿汰が入り口をうろうろしてると

黒髪のつり目の少年がやってきた。



「あれ、君如何したの?」



「俺サッカー部に入部したくて!」




「え!?・・・・・君、今日転校してきたんだよな? 

サッカー部の噂聞いてないの?」



「廃部寸前って言う?」


「そうそう、ここの中学は3年間で1つ以上何か経歴を残さないと

その部は廃部になっちゃうんだよね。

んで、その3年が今年の7月なんだ。

だからあと3ヶ月ちょっとで廃部」


「ええ〜〜〜!!そんな・・・・。

ん?・・・なら中学のサッカー大会に出場して

勝ち抜けば問題ないんじゃないか?」



「無理無理。三年生もいないし、1、2年だけで部員は

5人。もし君が入部してくれたとしても6人。

サッカーは最低でも11人必要じゃないか。な?」


「勧誘すればいいんだよ!!」







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