君のとなり








入学式から1ヶ月。




退屈だったような、そうでもなかったような時間はあっという間に過ぎた。







何事もなく、ただ時が進むだけのそんな毎日。





泉で退屈を紛らわしていたが、それだけでは足りず1週間に3回は繁華街などを歩いた。








その泉も、何回か休む時があった。












この一週間で泉について分かったことがある。













安平泉・・・。






彼女は帝国幹部、篠原 壱〈シノハラ イチ〉の女だった。






これは、泉に聞いたことではない。


泉と仲良くなった次の日の放課後にみんなに教えてもらった。






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