朝陽
「そういうのは、ここでしないでほしいんだけど。」
平助が顔を真っ赤にして言う。
つられて更に真っ赤になる。
「言うなら智咲さんに言ってください。」
「んなッ!!ちょ、なんかいってよ!平助ェェェェ!!目逸らさないでお願い頼む!!」
「・・・。」
「無視ですか!ついには無視ですかーー!!」
「ドントマインドでドンマイらしいですよ。智咲さん」
「嬉しくないー!!」
「そういっていちゃいちゃするのは本当に違うところでしてね、本当に腹立ってくるから。」
平助は海鮮料理を箸でつつく。
真似して私も箸でつつく。
次の瞬間。
「僕のマイ☆ハニィィィィは何処!!!!」
凄い大音量の声と一緒に人が入ってくる。
「ちょ、なにいきなり・・・」
「・・・。」
平助は顔が真っ青。
「・・・?どうしたの~?」
平助の顔の前で手を振る。
反応なし。
「な、なんであいつがここにいるんだ・・・!!なんで!!」
「??どうしたの、平助」