朝陽



「んー。流石に大人数だしな・・・。」


左之は、考えるポーズ。


「やっぱり大人数だしな・・・。」


しんぱっちーも考えるポーズ。


そして二人で声をそろえて


「「カラオケでいいんじゃね?!」」



どこで打ち合わせしたんだお前らは。



「それでいいんじゃないんですか?カラオケだと部屋広いところ知ってますし。」


総司も賛成。



「んじゃあ、そこにするか。」



みんなうんうんと頷く。


全員一致でカラオケ決定。




「お菓子とかも買っていこ!!」


冬ちゃんは目を輝かせて言った。

可愛い・・・こういうのに憧れてるのかな・・・。



『てんてけてけてけってんてん♪』



笑点の始まりの曲が流れる。携帯の着メロだ。


『てけてけててんて♪てけてけてん♪てけてけてけてて♪てけてけて♪』


ていうか。


「趣味の悪い音楽だな。」

思ったことを口に出して言う。この着メロ主ごめんなさい。


「誰だよさっさと携帯見ろよ。」


左之が周りを見渡して言う。


『てってれってーてけてけてけ♪てれれれれれれー♪』


「携帯の着メロ終わるだろ。さっさと出てやれよ!着メロかわいそうだろ」

しんぱっちーも言う。


「いや着メロかよ」


「智咲さんじゃないんですか?この音楽。」


「ん~?見てみる~。」


ポケットから携帯を取り出す。



「あ、私だ。」


しかもメールだ。あ、花梨ちゃんだ。


「趣味悪いとか行ってたくせに結局お前かよ」


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