朝陽



「よし。送信!!」


「お姉ちゃん、早速新しいおともだち?」


ひょいとすぅちゃんが携帯の画面を覗き込む。



「うん。今日できたんだ!」



「お姉ちゃんのおともだち・・・。」


「いや何を考えてるの。」


「おねえちゃんになりすまして私も友達になろうかと。」


「いややめろぉぉぉぉ!!!」



すぅちゃんの顔面にチョップ。



「いたた・・・。冗談だよ・・・。」



「とかいいながら鞄に入ってる制服取り出すのやめようか。ていうか持ち歩いてんの?!」



持ってきてるんなら着替えろよ!!!!




「いやこれをきると私のトレードマークを失う・・・!でもお姉ちゃんのためなら・・・」


「何お友達一人に命かけてんの?!」


『てってれてれてれ♪ちゃんちゃん♪』


「あ、返信きた」




今度ははやめにメールチェック。



< 13 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop