余命1年の彼女
「だからお願い・・・私の自由にさせて・・・」
「・・・」









「どうなっても知らないわよ?」
「うん・・・」
「あとになって、苦しむわよ?」
「・・・分かっているよ」
「・・・よく考えなさい。明日もう一度、聞きますからね?」
「ありがとう・・・お母さん」




 この限りある命・・・


 どこまで使い果たせるかな?





 修也・・・怒るかな?


 友達にも・・・怒られるかな?

 
 家族にも、親戚にも・・・怒られるかな?








  きっと怒られるね・・・





 でも私は・・・







 私は・・・





   私は―――――――――・・・
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