天秤の鏡界


「…それは……
あんたが一番
わかってるでしょ」


ウルの手があたしの
頬に触れた


ビクッ


体が、心臓が
震えた


「…何言って…」

「嘘つく時…何かを
隠そうとする時…
あんたは笑うから…」


その言葉にハッとする
無理に作っていた
笑顔が消える





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