天秤の鏡界

優衣とネル


部屋についたら
ウルはそそくさと
姿を消してしまった


「…はぁ……」


やる事ないなぁ…



優衣はバルコニー
から月を見上げた


「…………優季…」


心配してるよね
一言何か言ってから
こっちにこれてたら
良かったんだけど…




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