天秤の鏡界

美しく悲しい声…
あれも女性の声だった


「…まさか……ね…」


優衣がふと本から
目を離すと扉にもたれ
かかり腕を組むウルがいる


なんだ……
待っててくれたんだ


優衣は小さく笑った





< 94 / 153 >

この作品をシェア

pagetop