忘れないで。
偽り

――11月

学校のイベントとして文化祭が行われる。

私と滝本はその準備係として
朝から忙しかった。



『あっそれこっちじゃない?』


黙々と働く私と正反対に
滝本は………



「うけるっ!アハハハ」


……………っ
さっきからサボってばっかりで全然仕事をしない。



「お前そればかだ………ぁ?」



滝本の友達の顔色が変わるのを
滝本が気付いた時にはもう遅い……


マヌケな顔……



『ちょっと滝本!仕事しろ!』


「げ…」


滝本はマズイという顔で
やる気のない返事をすると
何処かへ消えた。


< 18 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop