君の隣
それから少し雑談して、店を後にした。
「あー…、ちょっと酔っちゃったかも」
「水、いるか?」
「平気平気。ごめんね」
嬉しくてついつい、調子に乗ってしまった。
「送ってくれて、ありがとう」
家まで送ってくれた大輔に、そうお礼を口にする。
「ありがとう、か…」
「………どうかした?」
「いや、昔は毎日聞いてたなって」
あ…。
「それだけ」
確かに、昔は毎日こうして大輔に言ってた気がする。送ってくれて「ありがとう」とか、言ってたな…。