[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
教室に入ると
「「夏愛おはよー!!!」」
とクラスの皆が
声を掛けてくれた。

「おはよ!」
私はそう言って
自分の席に着いた。

「夏愛!告られたんでしょ!?何て答えたの!?」


私の前の席の沙璃が
聞いてきた。

「断ったよぉ…先輩はいい人だけど恋愛感情はないからね。」

私が言ったら

「えー!超もったいない!あの杉山先輩の告白を断ったねの!?ありえない!」


沙璃は信じらんない…
と言わんばかりに
顔を驚かせた。
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