[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
龍司は直ぐさま
夏愛に駆け寄った。


「おい!夏愛の容態は!?」

近くにいた組員に声を掛けた。

「ただの風邪みたいです。長時間雨にうたれていたからだと…」

龍司は自分が情けなく思った。

女一人守れない奴に
組長が務まるのかと…

龍司が考えていると一人の組員が龍司に声を掛けた。


「若…これを…」

龍司はそれを受け取った。
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