Love Song~to The SKY~



 それなのに・・・。
 なんで好きになっちゃったの?

 あたしのバカ・・・。


「う・・・」

 
 あたしはベッドの上で、体育座りをしながら、その膝に顔を埋め、あふれる涙で視界がぼやけるのを感じた。


 右手には、ついさっき交際を断るため、電話をかけた開きっぱなしの携帯。



「バカ・・・バカ・・・ばかあ」


 絞りだすような声であたしは自分を責めた。



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