恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
『あっ、ごめん、彼氏からメールでさ。なんか近くにいるみたいだから来てもいい?って聞いてるんだけど…いいかな?』
『うん、全然いいよ、大丈夫』
『ほんとに!?ありがとーっ♪』
なっちゃんはそう言うと、目の前で嬉しそうに携帯でメールを打って。
『初めて紹介するからなんか緊張するー』
と、メールを送信し終えたなっちゃんは、あたしにそう言って笑った。
なっちゃんの彼氏は、確か五歳年上で。
インテリア関連の会社で働く、社会人だと聞いていた。
だからなっちゃんと同じく、なんだかあたしまで緊張してきて。
目の前にあったレモンティーを全部飲み干してしまっていた。