恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜



「不安だったんだ、本当は」


「…えっ?」


「俺、あの日…ミチとなっちゃんが俺のとこに来てくれた時あったじゃん」


「…うんっ…」


「話せば長くなるんだけど。全部話すから聞いてほしいんだ」



俺はそう前置きすると、あの日の出来事を全部ミチに話し始めた。



優香に好きだと言われたこと。

デートしてくれたら諦める、してくれないなら諦めない、そんなことを言われて…間違っているとは思いながらも今後のために映画に行こうとしたこと。


だけど、ミチが来て、あんなことになって。だからもうハッキリとあの子には自分の気持ちを伝えたこと。


それから…あの雨の夜に見てしまった出来事のことも。


素直に全部話した。


あの男と自分を比べてしまったこと。

自信がなくなっていたこと。

見えない未来が、怖かったこと。



全部全部、ありのままに思っていたことをさらけ出した。


< 358 / 390 >

この作品をシェア

pagetop