舞う姫と星の王子




「はいはい、みんな!咲に見とれてないで準備!準備!」


「「はーーーい」」



「お前……」



瞬、いまなんかいった?


「なんかいった!?聞こえなかった」


「お前、男に声かけられてもついてったり、話し込んだりするなよ!!
……つねに俺の視界に入るところにいろ!!」



えっ!
や、ヤキモチですか??


さっきのこととか、色々心配してくれてるんだね。


顔合わせてくれない…
きっといま顔が赤いからなのであろう。



瞬のそんなところ好きだよ!!



「うん、しんぱいしてくれてありがと!」



さっきのことで瞬がヤキモチやいたならきっとあたしも妬いてしまう…



「瞬もあんまり女の子と……はなさ……」


「なんだよ!!最後の方聞こえなかったんだけど!?」



はずかしーー!!



「瞬も私以外の女の子とあんまりはなさっ!!」


最後まで言う前に、瞬に口を塞がれていた。



甘いキス…
昨日と同じ、優しいキス………



「心配するな!俺はお前だけだ!」



瞬………





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