舞う姫と星の王子



私は舞龍の総長をやるときに決めたの……



舞龍の総長として生きるときは、咲だってことをばれないように……




いや、舞姫という新しい自分を作って生きるって……



だから顔なんて見せたら、これから先舞姫として生きられなくなっちゃう……


あちこちの総長に、咲として狙われる……周りの人にも被害がでる……




でもね……




私は、あなたにだけは咲も知ってほしいし、舞姫としての私も知ってほしい……!!



あなたに会えて、私は少し変われたような気がするの……!!



咲としての自分が瞬の存在によって変われた。



なら、舞姫としての私も瞬は変えてくれると思う……!!





私の心の中には、瞬というとても大きな存在があって、それがないと今は生きていけないような気がする……




こんな気持ちになったのは初めて……



何なんだろ~……この気持ち……




いままでこんな気持ちになったことはなかった。




瞬は私の中で、もう大切な存在なんのかもしれない……





よし!!




気持ちを確かめるためにも、瞬に舞姫としての私の顔を見せよう!!





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