!戦いで人は成長する!
試合が再開されると相手は全力で攻めてきた。
Kはその攻撃を受け流せず、腕や足でガードをするので精一杯だった。
再び変則蹴りがKを襲った。
もう、反応が出来ないぐらいやられていたのか顎にヒットした。
Kは崩れるようにして倒れこんだ。
普通なら顎に蹴りが入ると、脳が揺れる為、意識を失うのだが、Kは意識ははっきりしていて僕に、
『多少は相手のスタミナ減らしたから後は頼んだぞ。』
と、言葉で気合いを入れてくれた。
『おう!任せろ!お前はゆっくり休みながら見学しときなっ!』
そう言って運ばれてきたKの肩を軽く叩いて畳に上がった。
一礼をすると、相手が、
『全力でいかせてもらうからな。』
と、笑顔で言ってきた。
悪寒を感じつつも、
『もちろん、恐くなんかないもん。』
と、訳の分からん事を口走った。
相手は軽く首をかしげ、
『さぁ、来い!』
と、いきなり構えた。
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