!戦いで人は成長する!
僕は慌てて、
『ほら、バカな事言わんと練習を続けろ。』
と、命令した。
みんなは一瞬、僕の顔を見たが従わずそれぞれ靴を履き始めた。

その異常事態を目の当たりにした館長はしぶしぶ、
『分かった。破門を取り消すから戻って来い。』
と、破門を取り消した。
しかし、館長は無表情のまま、
『でもな、問題ばかり起こすコイツをただで戻す訳にはいかん。』
と、言い足してきた。
僕は、
『お金ですか?』
と、真剣に聞いた。
『アホたれっ!貧乏学生から金巻き上げても酒代にもならんゎ!明日、試合をする。こっちで選んだ10人を連続で倒せたら復帰を認めてやる。無理なら諦めろ。…まぁ、今日は帰って休め。』
と、毎度お馴染みの“突然”が発動し、さらに“思い付き”が新しく加わった形で試合をしなければならなくなった。
僕は、頭が麻痺したのかもとからアホなだけなのか、訳の分からない試合を承諾し、のんびり寄り道をしながら家に帰った。
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