!戦いで人は成長する!
圧倒的に不利の上、後輩達はボロボロにやられていた。
大切な仲間がやられてるのを黙って見とけず、僕も乱闘に加わった。
その結果、なんとか相手全員を打ち砕くことに成功した。
しかし、下にいた先生達が気付きものすごい勢いで僕らの所にやってきた。
『何の騒ぎや!』
と、うちの館長が大声で叫んだ。
後輩が事情を話そうとした為、僕がとっさに、
『すみません。僕が喧嘩を売られて買ってしまいました。その結果、みんなを巻き込んでしまったのです。』
と、説明した。
後輩達が事実を話そうとしたので、僕は振り返り、後輩を睨んだ。後輩達は下を向き、何も言おうとはしなくなった。
試合の幹部の人がきて、
『君は何をしたか分かっているのか?喧嘩をしにきたのなら試合をする資格はない。出て行ってくれ。君には試合をぶち壊した罰としてこの会場から永久追放する。もう、二度と来ないでくれ。いいな。』
と、言われるがまま、僕は自分の荷物を持って会場の外に出た。
後輩達が僕を追って外に出てきた。
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