狂おしい程君を愛してるー月下美人ー
「それよりさ、桜ちゃんのこと聞かせてよ。彼氏何歳?」
「…内緒」
えーっ、と二人は言う。
でも澪音はあたしだけのモノ。
澪音のことは、何一つ教えたくない。
「あ、学校ではさ、いろんな噂とか流れてるけど、気にしたらアカンで?」
噂?
「何、噂?」
「知らんかった?」
「知らん」
「…妊娠して学校来てないとか、
売りしとるとか、
夜の繁華街で見かけるとか、、
まぁそんなんデマやろーし
気にしたら損やで!」
紗奈は普通のように言ったけど
妊娠して、以外事実じゃない。
何でバレてる!?
いや、確証もない、所詮噂だ。
シラ切り通そう。
「そんなん噂あるんねや。
あたし学校行ってないからな」
「学校に来ない=妊娠、もしくはイジメっていうイメージやもんなぁー」
佳奈も庇うように言ってくれた。
「そんな噂あるあたしに、よく声かけたね」
「うちらそんなん気にしてへんし、
むしろ美人やのに、孤立してて
かっこええなーとか思ってたしなぁー」
なぁ?と二人で顔を見合わせている。