Last.
『おい。自分を大事にしろ。』



美月は体を起こし、俺から離れた。



窓の外を眺め、顔色変えずに言う。



『私、出来るよ…?好きでもない男とセックス…。』



俺は美月の腕を掴み、自分の方へ向かせる。



『ちょっと待って…!?まさか俺も…その中の一人なわけ!?』



俺を見つめる美月の視線が冷たく感じた。



『え…?最初からそうなんじゃないの!?』
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