ヴァンパイア王子
《グイッ》
「おい、美優!」
「何なのよ~怜」
「そろそろ行かねえ?」
「先に行けばいいじゃん」
「お前って奴はなあ・・・」
「美優ちゃん!」
「はいっ!」
「美優ちゃんって彼氏いるの?」
「へ・・・?いませんよ!」
「そうなの?てっきり夜神と付きあってるかと思ったよ~」
「馬鹿な事言わないでくださいよ!」
「あり得るじゃんか」
「あり得ません!
怜・・・夜神くんみたいな
性格とか悪い人より
先輩みたいな優しい人の方がいいですもん!」
あー、また言っちゃったよ
でも本心だもん
「美優ちゃん、ありがとう」
そう言って私の頭を撫でてくれる先輩
この手が好き・・・
その笑顔が好き・・・
全部が大好き・・・
先輩が大好き・・・
「先輩少し待ってて下さい」
「いいよ」
《グイッ》
「ちょっと来てよ、怜」
「怜・・・じゃなくて、夜神くんは先行ってていいよ」
「は?」
「先輩と話したいから!」
「お前っ・・・」
「先輩~待ちましたか?」
「全然まってないよ」
「行きましょう!」
「うん、行こうか」
幸せだあ~