年下の彼氏
ダイニングテーブルでは、翼くんとお兄さんがちょうど食事をしているところだった。 


ぷ〜んと漂うビーフシチューの香りが、部屋中に広がっていた。


ダイニングテーブルを照らすシャンデリアが、温かな明かりを注いでいた。



初めて会うお兄さんの翔くんは、翼くんとよく似た、端正な顔立ちをしていた。


「初めまして、秋川です。いつもお世話になっています」


軽く挨拶すると、 




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